和食文化伝承への賭け

≪17年来、木野シェフはパリ16区のラ・トゥール通りの小さな店で、日本料理のおいしさの真髄を心からそこを訪れるお客様に伝えてきました。今後はパリ8区アルトワ通り3番地の新たな和モダン空間でワンランク上の和食を提供しつつ伝承していきます。

ここの場所は小料理屋ひょうたんでなじみ深い、亡き白井シェフが30年以上頑張って来られた居酒屋でした。若シェフの田窪竜馬は、幼少の頃フランスでひょうたんの白井シェフの料理を食べて料理人になることを決心、修業先を博多出身の白井さんに紹介してもらい16歳から36歳まで博多で修業を積みます。白井さんの突然の他界がきっかけでフランスに戻り、文化遺産にふさわしい本物の日本食を食文化先輩国フランスで挑戦する覚悟を決めました。

この和食料理屋の2店のエスプリのフュージョンで今日の駒つばきが生まれました。

若手田窪シェフが木野シェフに加わり、今後も和食文化の伝承を確保してくれることでしょう。異なる世代シェフのコラボとパリで個々に本物の日本料理を紹介してきた2店舗の合併で、また新たな感覚の創作日本料理がたのしめること確信しております。 ≫

思いもよらね出来事

小料理屋ひょうたんが白井シェフの急な他界により、突然休業となり、ファンの顧客はパリでの最も日本らしい居酒屋がなくなったことを本当に残念に思われたことと思います。

でも数か月後、このひょうたんのお蔭で二人の料理長の出会いがあり、ここが再開することになりました。≪ひょうたんから≫ 思いもよらない出来事! この日本のことわざにもある通り、ふるさとのおふくろの味の小料理店、居酒屋ひょうたんから世界文化遺産を誇る和食懐石料理店駒つばきが生まれた、というまさしく感動と驚きの誕生です。

上質料理店はおいしくて当たり前、さらに感動とサプライズが欲しいところです。

ここ駒つばきは、日本食好きにとってきっと新たなサプライズを提供できるはずです。


隠れ家的空間 

木野、田窪両シェフが創る料理にふさわしい空間のコンセプトとデザインは、友人である一級建築士中村隆一先生によって構想されました。京都出身の中村先生は日本古来のスタイルからコンテンポラリーなデザインまで様々なコンセプトデザインを手掛けられてます。

全体的に落ち着いた雰囲気の明るめのトーン、かすかに香る日本杉、ヒノキ白木の柾目カウンターなどは京都で製造され取り寄せたもの。

田窪シェフの父、恭治氏が描いた椿のふすまによって他の空間と孤立する和室は、座りやすい掘りごたつになっていて、8人様までご利用できます。

またこれらのハーモニーを考慮し、長年掛けてシェフが集めてきた日本の陶器、磁器のうつわが益々料理を引き立ててくれるはずです。